接診は鍼灸治療の1つで、患者さんの身体に触れて脈診したり、腹診したり、鍼灸ならではの経絡診も行っています。患者さんにしっかり向かい合うのも鍼灸治療ならではで、器具よりも五感を働かせる診察を行うのも特徴の1つです。病状の時期もヒアリングするので、いつ頃から自覚症状があるのかをメモ書きしておくことをおすすめします。女性や子ども、高齢者の場合には鍼灸治療に移る際、体力の量も図ってくれますから、身体に負担がかかりにくい魅力もあります。ちなみに、鍼灸治療では膝の痛みがあっても、ある時期に別の症状を示し、悪化する時があることも治療しながら教えてくれます。ですから、定期的に通院することを鍼灸師は伝えています。もちろん、病気と関係なく体力の質というものは1人1人で異なります。痛みや痺れがあるものの、体力だけは充実している人もいます。それだけ病気に対する反応力も十分にあることを示していて、強い刺激にも耐えられる状態でもあります。例えば、風邪をひくと高熱になり頭痛もしますが、それでも動ける人もいます。治療にも耐えることができますから、局部的アプローチも行いやすい魅力があります。